三人が離れてくれませんっ
「怖かった。ショックだった」
「……言ったろ。許さなくていいって」
「うん。でもね……嫌い、許さない……って思えないんだ。不思議と。……昨日の計画はわたしを辞めさせるため、でしょ?」
「あぁ……こんな荒れたとこじゃなく、普通の生活を送った方がいいって。入った当初は無理でも、慣れて油断した時に仕掛ければ、嫌になって辞めるだろうと」
「だったら回りくどいやり方しねぇで言えよ」
「愁……匠」
「悪役買うよねお前はいつも。ガキの頃僕と愁が中坊にやられた時も、手を回したのかもう大丈夫って。汚い事を自分からする」
同じように、早く来てもらった二人も教室へ。