嘘つきは誰

第6章一美桜の自殺

事件の前夜、5人は美桜から回された日記を読んで動揺した。そこには
「もう私なんていない方がいいよね。消えた方がみんな喜ぶよね」
そう美桜の本音が綴られていた。
事件当日の朝、柊からのメッセージを見て朝早くに5人は集まった。
「昨日の日記見たよね」柊は集合してすぐそう口にした。
「見た、消えた方がいいって流石にやばく無い？」心は少し焦っていた。
案の定最悪の想定は事実となり美桜の遺体が見つかった。
学校中が騒然となり、警察は「事件の背景にいじめがあったのでは無いか」と疑いをかけていた。
もちろんそうとなれば5人に話がかかる
柊たちは「美桜は口数が少なくておとなしい子だったけど良い子だった」「何か悩んでいたのかも、」と涙目で証言し、自分たちはいじめてない、友達だった、と主張した。
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