独占欲強めな不良さんに執着されています。
隣の美少女
〈side 悠〉
自分の部屋ではない、白と黒で統一された家具の部屋。
視線の端には、濃い青色の艶髪に、その髪から垣間見える爽やかなレモン色の瞳。
見ないようにしても、視界に入ってくる。
集中できない・・・。
「・・・どうしたの、悠」
「っん-?なんでもないよ」
いつもの調子で答えたら、きっと魅摘も誤魔化されてくれる・・・。
「ホントに?なんか赤いけど・・・」
「え?なんでだろ?」
・・・彼女に・・・魅摘に得れてるコトくらい、分かってる。
「入学式早々体調不良・・・?慣れない環境だったのかな?」
心配そうにこちらを見つめた魅摘は、なにを思ったのか手を伸ばしてきた。
ひんやりと額に冷たいものが触れる。
「ん・・・」
最初は羞恥心よりも気も強さの方が勝って、喉を鳴らす。
そして、ハッとした。
なにしてんだ俺っ・・・。
「
自分の部屋ではない、白と黒で統一された家具の部屋。
視線の端には、濃い青色の艶髪に、その髪から垣間見える爽やかなレモン色の瞳。
見ないようにしても、視界に入ってくる。
集中できない・・・。
「・・・どうしたの、悠」
「っん-?なんでもないよ」
いつもの調子で答えたら、きっと魅摘も誤魔化されてくれる・・・。
「ホントに?なんか赤いけど・・・」
「え?なんでだろ?」
・・・彼女に・・・魅摘に得れてるコトくらい、分かってる。
「入学式早々体調不良・・・?慣れない環境だったのかな?」
心配そうにこちらを見つめた魅摘は、なにを思ったのか手を伸ばしてきた。
ひんやりと額に冷たいものが触れる。
「ん・・・」
最初は羞恥心よりも気も強さの方が勝って、喉を鳴らす。
そして、ハッとした。
なにしてんだ俺っ・・・。
「