君と始める最後の恋
そろそろ昼休憩に入ろうとした時にちょうど先輩が外回りから帰ってきた。
「(お昼誘ってみようかな、たまには。)」
そう考えていたのにそれどころではなくなった。
何故ならスーツのネクタイをデスクに着くなり緩めている先輩の姿を見てしまい、それはそれはもう色気で見ていられなくなってお昼に誘うのを断念した。
𓂃𓈒𓂂𓏸
「バカすぎる…、仕事も時々ポンコツを見せる郁先輩だけど、恋愛もポンコツで可愛い。」
「ねぇ…それ褒めてる?」
「居ないですから、普通好きな人の色気にやられてお昼誘えないとか。」
そう言われたらもう何も返す言葉はない。
今日もいつもどおりの昼食を志織ちゃんと送ってしまっている。
「というか部署内恋愛バレたら移動とかになるんですかね。ましてや補佐と担当ですもんね。」
「確かに、もし交際してもバレちゃったら離れるね…」
「うわあ、付き合ったとしても前途多難ですねそれ」
「確かに、後からバレたらそれはそれで問題だしね。分かってて隠してたってなったら。」
「オフィスラブは面倒なんですね。」
志織ちゃんと妄想の世界のことを話しただけでげんなりしてしまう。
本当に面倒だ。
「(お昼誘ってみようかな、たまには。)」
そう考えていたのにそれどころではなくなった。
何故ならスーツのネクタイをデスクに着くなり緩めている先輩の姿を見てしまい、それはそれはもう色気で見ていられなくなってお昼に誘うのを断念した。
𓂃𓈒𓂂𓏸
「バカすぎる…、仕事も時々ポンコツを見せる郁先輩だけど、恋愛もポンコツで可愛い。」
「ねぇ…それ褒めてる?」
「居ないですから、普通好きな人の色気にやられてお昼誘えないとか。」
そう言われたらもう何も返す言葉はない。
今日もいつもどおりの昼食を志織ちゃんと送ってしまっている。
「というか部署内恋愛バレたら移動とかになるんですかね。ましてや補佐と担当ですもんね。」
「確かに、もし交際してもバレちゃったら離れるね…」
「うわあ、付き合ったとしても前途多難ですねそれ」
「確かに、後からバレたらそれはそれで問題だしね。分かってて隠してたってなったら。」
「オフィスラブは面倒なんですね。」
志織ちゃんと妄想の世界のことを話しただけでげんなりしてしまう。
本当に面倒だ。