君と始める最後の恋
昼休み明け、資料室で色々と資料を見ながら考え事をしていた。
そう言えばいつもどこかに行こうって誘う時は先輩から誘ってくれてる。
たまには私から夕飯のお誘いとかしてみても良いんじゃないか。
そう考えていた時に滅多に人が来ない資料室のドアが開く。
あれ、志織ちゃんかな。と思って棚から顔を出してドアの方を見る。
「志織ちゃん、どうかし…」
そう声を掛けようとしていた人物は一ノ瀬先輩だった。
「ごめんなさい。志織ちゃんだと思って。」
「今日これから出るけど、退勤前には戻ってくるつもり。何かあったら連絡して、それと小川も今日は連れてくから」
「了解です。」
「じゃあ、よろしく」
そう言いながら立ち去ろうとする先輩を思わず後ろから腕を掴んでしまった。
そんな私の様子に先輩が驚いた表情でこちらを見ていた。
普段なら先輩の腕を急に掴むとか失礼な事をしないけど、ここを逃したら誘えるチャンスはきっと無い。
「今日、定時で上がれそうなんです。」
「うん」
何で私こんな意味わかんない宣言して…、こんな事が言いたいんじゃない。
そう言えばいつもどこかに行こうって誘う時は先輩から誘ってくれてる。
たまには私から夕飯のお誘いとかしてみても良いんじゃないか。
そう考えていた時に滅多に人が来ない資料室のドアが開く。
あれ、志織ちゃんかな。と思って棚から顔を出してドアの方を見る。
「志織ちゃん、どうかし…」
そう声を掛けようとしていた人物は一ノ瀬先輩だった。
「ごめんなさい。志織ちゃんだと思って。」
「今日これから出るけど、退勤前には戻ってくるつもり。何かあったら連絡して、それと小川も今日は連れてくから」
「了解です。」
「じゃあ、よろしく」
そう言いながら立ち去ろうとする先輩を思わず後ろから腕を掴んでしまった。
そんな私の様子に先輩が驚いた表情でこちらを見ていた。
普段なら先輩の腕を急に掴むとか失礼な事をしないけど、ここを逃したら誘えるチャンスはきっと無い。
「今日、定時で上がれそうなんです。」
「うん」
何で私こんな意味わかんない宣言して…、こんな事が言いたいんじゃない。