君と始める最後の恋
私の作業が若干遅れて先輩に先にお店で待っててもらう事にした。
一緒に出て一緒に向かう所を見られるのもだし、と配慮した。なんて事を言っているが、単純に私の仕事が遅かった。
仕事が順調にいっても一緒に会社からは出られないのは事実なんだけど、お店に入っててもらう様に言ったのは私の仕事が遅い理由で一ノ瀬先輩を外で長く待たせるわけにはいかない。
「もう!郁先輩!私やっとくんで行って下さい!待ち合わせ時間過ぎてます!」
「志織ちゃんを置いていけないよ~!」
「置いていかれても死なないので早くってば!」
志織ちゃんに怒られながらファイルを取られる。
本当後輩にフォローしてしまうなんて情けなさすぎる。
一ノ瀬先輩の向かいのデスクの小川くんとパチっと目が合って少し吃驚した。
もしかして資料室でのあれ見てたから、私が先輩を好きってバレてる!?
そうだとしたら大分気まずい…。
「…え、と、どうかした?」
「…いえ、何でも。」
そう呟くとふいと目を逸らされる。
「(んん?何なんだ?)」
違和感を感じたものの気にしない様にして急いで社内を出た。
一緒に出て一緒に向かう所を見られるのもだし、と配慮した。なんて事を言っているが、単純に私の仕事が遅かった。
仕事が順調にいっても一緒に会社からは出られないのは事実なんだけど、お店に入っててもらう様に言ったのは私の仕事が遅い理由で一ノ瀬先輩を外で長く待たせるわけにはいかない。
「もう!郁先輩!私やっとくんで行って下さい!待ち合わせ時間過ぎてます!」
「志織ちゃんを置いていけないよ~!」
「置いていかれても死なないので早くってば!」
志織ちゃんに怒られながらファイルを取られる。
本当後輩にフォローしてしまうなんて情けなさすぎる。
一ノ瀬先輩の向かいのデスクの小川くんとパチっと目が合って少し吃驚した。
もしかして資料室でのあれ見てたから、私が先輩を好きってバレてる!?
そうだとしたら大分気まずい…。
「…え、と、どうかした?」
「…いえ、何でも。」
そう呟くとふいと目を逸らされる。
「(んん?何なんだ?)」
違和感を感じたものの気にしない様にして急いで社内を出た。