君と始める最後の恋
「ああ、もう本当君鈍感だし察しも悪い。こんな所で告白とかそんな事したくなかった俺の気持ち分かって。」

「じゃあ何で…!」

「バカ。そんなん俺の口から言えないでしょ。もう何なの君。」

「何なのは私ですよ!私ばっかおいてけぼり!むっかつく!でも土曜日はやっぱ無しって言っても無しになりませんから!先輩のバカ!」

「無しとかそんなん言わないし。バカは君でしょ、バカ」


何でいつもこうなるのか。ギャーギャーと喧嘩をしながら一緒にオフィスに戻る。

好きなんて言われたのに女の子らしい反応できない。

こんなに可愛くない私だけど、好きを無かった事にして。なんて言われても絶対無かった事になんてしてやらない。

土曜日、私と先輩の思いがようやく通じ会える日。
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