君と始める最後の恋
昼休み、いつも通り志織ちゃんとお昼を取ろうとしていた時だった。
志織ちゃんの方に向いてお昼どうする?と誘おうとしたら志織ちゃんは既に席を立っている。
「え、志織ちゃん?」
「今日は流石に私譲ります。一ノ瀬さんに」
「え、そんな気遣いいらないよ!?」
「補佐と担当が一緒に行動する事なんて珍しくないんですから今日くらいドサクサに紛れてランチデートしときましょって。」
耳打ちされれば何だか恥ずかしくなる。
顔を赤くして動けない私に志織ちゃんは笑いながらどこかに立ち去っていく。
いやいやおかしくないけど…。
誘ってみても良いのかな。
先輩の方を見るときりの良いところまで仕事するつもりなのかまだキーボードを叩き続けている。
相変わらずいつ手を止めるのかというくらい手は動いていて早い。
話しかけにくい…。
でも志織ちゃんの気遣いを無駄にしたくないしな。
「あの、先輩?今日お昼行きませんか。」
「何で、普段水無月さんと行くでしょ。水無月さんと行きなよ。」
ですよね、そういう人だった。
確かに普段志織ちゃんと食べてるのにいきなり先輩とお昼に変わったら怪しまれるし。
志織ちゃんの方に向いてお昼どうする?と誘おうとしたら志織ちゃんは既に席を立っている。
「え、志織ちゃん?」
「今日は流石に私譲ります。一ノ瀬さんに」
「え、そんな気遣いいらないよ!?」
「補佐と担当が一緒に行動する事なんて珍しくないんですから今日くらいドサクサに紛れてランチデートしときましょって。」
耳打ちされれば何だか恥ずかしくなる。
顔を赤くして動けない私に志織ちゃんは笑いながらどこかに立ち去っていく。
いやいやおかしくないけど…。
誘ってみても良いのかな。
先輩の方を見るときりの良いところまで仕事するつもりなのかまだキーボードを叩き続けている。
相変わらずいつ手を止めるのかというくらい手は動いていて早い。
話しかけにくい…。
でも志織ちゃんの気遣いを無駄にしたくないしな。
「あの、先輩?今日お昼行きませんか。」
「何で、普段水無月さんと行くでしょ。水無月さんと行きなよ。」
ですよね、そういう人だった。
確かに普段志織ちゃんと食べてるのにいきなり先輩とお昼に変わったら怪しまれるし。