君と始める最後の恋
「郁先輩!?大丈夫ですか!?」
志織ちゃんが大きな声を出してこちらに近付いてくる。
するとしゃがみこんだ私の身体は誰かの手によって支えられながら椅子に座らせられた。
なんとか上を見上げると、少し焦った様な表情をしている類くんがいる。
「類…くん…?」
「あっつ、熱あるでしょ。」
そう言いながら私のおでこに手を当ててくれる。
手が冷たくて気持ちいい。
だんだん頭がふわっとしてきて職場では普段やらかさない発言などをしてしまっている事に気付いていなかった。
当然私達の距離の近さや、類くんという発言に周りは少し違和感を感じていたけど、私が倒れた事をまずは心配してくれていた。
「水無月さん、ちょっと桜庭さんの事見てて。桜庭さんは少し座って待ってて。」
「でも、コーヒー…」
「コーヒーなんてどうでもいいから。先輩命令、じっとしてな。」
そう言って私を志織ちゃんに預けて、志織ちゃんは私の近くに居てくれる。
類くんは私を置いて何処かに去っていく。
「先輩、具合悪い事気付いてなかったんですね。」
「朝、熱計った時は本当に大丈夫だったんだけど…。」
そう話していると、志織ちゃんがパソコンの電源を変わりに落としてくれる。
志織ちゃんが大きな声を出してこちらに近付いてくる。
するとしゃがみこんだ私の身体は誰かの手によって支えられながら椅子に座らせられた。
なんとか上を見上げると、少し焦った様な表情をしている類くんがいる。
「類…くん…?」
「あっつ、熱あるでしょ。」
そう言いながら私のおでこに手を当ててくれる。
手が冷たくて気持ちいい。
だんだん頭がふわっとしてきて職場では普段やらかさない発言などをしてしまっている事に気付いていなかった。
当然私達の距離の近さや、類くんという発言に周りは少し違和感を感じていたけど、私が倒れた事をまずは心配してくれていた。
「水無月さん、ちょっと桜庭さんの事見てて。桜庭さんは少し座って待ってて。」
「でも、コーヒー…」
「コーヒーなんてどうでもいいから。先輩命令、じっとしてな。」
そう言って私を志織ちゃんに預けて、志織ちゃんは私の近くに居てくれる。
類くんは私を置いて何処かに去っていく。
「先輩、具合悪い事気付いてなかったんですね。」
「朝、熱計った時は本当に大丈夫だったんだけど…。」
そう話していると、志織ちゃんがパソコンの電源を変わりに落としてくれる。