君と始める最後の恋
こうなる事は予想着いていたので、お弁当とは別に朝ごはん用にサンドイッチを作っておいた。

朝ごはんを食べる時間なんて無いだろうし。

会社に着いてからも片手間コーヒーと一緒に食べられるもの。

こんな朝もよくある話で、もう日課だ。

早めに起こしても起きやしない。

シャワーを浴び終えた類くんは髪を急いで乾かして、そのまま爆速で身だしなみを整えていく。


「(本当、なんで間に合う…)」


毎朝不思議で仕方ない。

だけど急いで準備してもうちの旦那様はすごく格好いい。

あの甘い一瞬は何だったのかと言うくらい急に放置されてるけど。
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