君と始める最後の恋

「お疲れ様、午後からも仕事あるから休憩行ってきていいよ。」

「は、はい。」


私のデスクは一ノ瀬先輩の隣にあるのに座ったのはこの休憩の合図が出た今が初めてだ。


「（え、なんか色々おかしくない？）」


ツッコみたいことは山ほどあるけど、経理とかに走らされたのももしかしたら、顔覚えてもらいなって事？

それならまだ何となくこの業務内容に納得も行くような…。

コーヒーに関しては完全に雑用だけど。

披露していても色々な考えがグルグルと脳内をまだ駆け回っている。

まだ1日目だから私は先輩の言う事を聞くしかない。

優秀だと言われてる先輩の事だし、何か考えとかあるよね？

こうして一ノ瀬先輩に疑問が止まらない午前中の業務が終了した。