君と始める最後の恋
そのお店を早々に諦めて、その他のお店を見て回ってみるも土曜日のお昼時な事もあって凄く混んでいて、どこにも入れない。
何もかも上手く行かない。
一ノ瀬先輩の顔を見ると、特に何も思ってないようないつも通りの表情。
こんなの…楽しくないよね。
良い案も思い浮かばず、先輩をただ連れまわしてしまっているだけの事実に罪悪感に苛まれていく。
そんな私に気にする事無く、一ノ瀬先輩が「ねぇ」と言って前を見れていない私の腕を引いた。
「ちょっと休憩しない?」
そう言ってよく見るチェーン店のカフェを指す。
「え?」
「コーヒー飲みたいし、それに腹減ったし。嫌じゃなければ空いてそうだしそこでいいんじゃない?」
「私はいいですけど…。」
「じゃあ決まり。入るよ」
そう言って私の腕をそのまま引いて歩く。
店の前まで行くと少し大きな扉を開けて中に入って先に席を取る。
テーブルにおいてあるメニューを見て注文はレジでしなければいけない。
「何にする?」
「…パスタが食べたいです…。カルボナーラ。」
「飲み物は、レモンティーでいい?ここ確か売ってたよね、君好きでしょ。」
「え、私買いに行きます!」
「いいから、ここで席取って待ってて。」
そう言うと一ノ瀬先輩は席に私を置いて、レジに向かってしまう。
ダメだ、どこまでも私迷惑かけて…。
両手で顔を覆って溜息を吐く。
美味しいもの食べて笑ってほしかったのに。
ここも美味しいし大好きだけど、こんなタイミングで来なくたって。
何もかも上手く行かない。
一ノ瀬先輩の顔を見ると、特に何も思ってないようないつも通りの表情。
こんなの…楽しくないよね。
良い案も思い浮かばず、先輩をただ連れまわしてしまっているだけの事実に罪悪感に苛まれていく。
そんな私に気にする事無く、一ノ瀬先輩が「ねぇ」と言って前を見れていない私の腕を引いた。
「ちょっと休憩しない?」
そう言ってよく見るチェーン店のカフェを指す。
「え?」
「コーヒー飲みたいし、それに腹減ったし。嫌じゃなければ空いてそうだしそこでいいんじゃない?」
「私はいいですけど…。」
「じゃあ決まり。入るよ」
そう言って私の腕をそのまま引いて歩く。
店の前まで行くと少し大きな扉を開けて中に入って先に席を取る。
テーブルにおいてあるメニューを見て注文はレジでしなければいけない。
「何にする?」
「…パスタが食べたいです…。カルボナーラ。」
「飲み物は、レモンティーでいい?ここ確か売ってたよね、君好きでしょ。」
「え、私買いに行きます!」
「いいから、ここで席取って待ってて。」
そう言うと一ノ瀬先輩は席に私を置いて、レジに向かってしまう。
ダメだ、どこまでも私迷惑かけて…。
両手で顔を覆って溜息を吐く。
美味しいもの食べて笑ってほしかったのに。
ここも美味しいし大好きだけど、こんなタイミングで来なくたって。