ほんとの初恋
中学生になる頃には、可愛かった賢人君はどんどん格好良くなり、負けず嫌いだったから勉強もスポーツも常にトップ、いつも男女共に人気でみんなに囲まれていた。
ただいつも一緒に私が居るから付き合ってると思われてる。
訂正するのも大変だ。
ある日、賢人君が「俺、今誰とも付き合うつもりが無いから、学校だけでも付き合ってることにしてくれない?」
私の気持ちを知ってるから、学校だけって。
でも私も誰とも付き合うつもりが無いからとりあえずうなずいた。
これで誰も近づいてこないと思っていた。
なのに…。
「あなたは、賢人君と付き合ってないでしょ
当然、自分の立場はわきまえているわよね」
耳元で、でもはっきり言った。
この子知ってる。
お正月にも賢人君ちに来てた、専務さんのお嬢様、服部雅さんだ。
「ねぇ賢人君、今度一緒に図書館に行かない?
勉強教えてほしいんだけど」
私が居るのに気にしてない、と言うか完全に無視してる。
「無理!
咲良と約束してるから」
もう少しやんわり断ってくれたら良いのに、私が睨まれているじゃない。
ただいつも一緒に私が居るから付き合ってると思われてる。
訂正するのも大変だ。
ある日、賢人君が「俺、今誰とも付き合うつもりが無いから、学校だけでも付き合ってることにしてくれない?」
私の気持ちを知ってるから、学校だけって。
でも私も誰とも付き合うつもりが無いからとりあえずうなずいた。
これで誰も近づいてこないと思っていた。
なのに…。
「あなたは、賢人君と付き合ってないでしょ
当然、自分の立場はわきまえているわよね」
耳元で、でもはっきり言った。
この子知ってる。
お正月にも賢人君ちに来てた、専務さんのお嬢様、服部雅さんだ。
「ねぇ賢人君、今度一緒に図書館に行かない?
勉強教えてほしいんだけど」
私が居るのに気にしてない、と言うか完全に無視してる。
「無理!
咲良と約束してるから」
もう少しやんわり断ってくれたら良いのに、私が睨まれているじゃない。