ほんとの初恋
「俺、郁ちゃんに告ってみようかな。
シュッとしてるし、話も合うし」
なぜ俺に言う。
増田は優しいし、女の扱いが上手い。
「良いんじゃね」
別に俺に断りを入れなくたって問題ない。
「へ~、良いんだ。ならお言葉に甘えて。
おまえもテーブル移動すれば?」
今度はグラスだけでなくコートからバックまで持って行ってしまった。
告るように仕向けてた…、か。
今日はもう帰ることにしよう。
明日は昼まで寝て掃除でもするか。
今日、来年の4月からの予定を聞かれた。
このまま残るか、地元に帰るか。
3月で研修医が終わる。
実家は病院じゃないし、大阪にこだわりを持っているわけでもない。このまま残っても良いのか、いまいち何がやりたいのかが判らない。
シュッとしてるし、話も合うし」
なぜ俺に言う。
増田は優しいし、女の扱いが上手い。
「良いんじゃね」
別に俺に断りを入れなくたって問題ない。
「へ~、良いんだ。ならお言葉に甘えて。
おまえもテーブル移動すれば?」
今度はグラスだけでなくコートからバックまで持って行ってしまった。
告るように仕向けてた…、か。
今日はもう帰ることにしよう。
明日は昼まで寝て掃除でもするか。
今日、来年の4月からの予定を聞かれた。
このまま残るか、地元に帰るか。
3月で研修医が終わる。
実家は病院じゃないし、大阪にこだわりを持っているわけでもない。このまま残っても良いのか、いまいち何がやりたいのかが判らない。