小さな悪戯大きな災い
後日談。
あの悲鳴で学校中に猫がだめだとばれた私たちは、しばらく猫の可愛さについて猫派の人間にすごく詰め寄られた。
やめてくれ。そういう問題じゃないんだ。やめてくれ! やめてくれ!
「もー、何が不満なのよ! こんなに可愛いのに!」
「不満とかじゃなくてもう本能のレベルでダメなんだよやめてくれぇええええ!」
「可愛いと思うけどアレルギーは、っくし、どうしようもないよ…?」
「あああごめんね佳苗ちゃん!佳苗ちゃんは仕方がないよね! あんたは克服しなさいよ! お猫様のために!!」
「なにこれ理不尽!!」
すぎたはずのハロウィンの衝撃は、しばらく私を苦しめる様子です。
やめてくれ!