明けない夜はきっと無い…

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明けない夜は無い。
そんな言葉を何処かで聞いた事がある気がするけれど、私の漆黒の夜はきっと人生最後まで明けないんだろう。

そんな気がする。

私の名前は、瓜生夜宵《うりゅうやよい》。
名前からして呪われてる気がするけど、付けたのは私じゃないので、どうしようもない。

高校2年生の、17歳。

青春真っ盛り!
の筈が…

学校では、激しい女子からのいじめに合い、家では義理父から性的な暴力を受けている。

地獄だ…

真っ暗闇で何も見えない…

私は学校で、靴を隠されたので、保健室のスリッパを履いて家に帰っている。
だけど、家に帰れば義理父が…

もう、死んじゃおう…かな…?
そう思って、久しぶりにTwitterの画面を開いた。
どこかに、安楽死でもさせてくれる人居ないかしら?

Twitterを開けると、ビジネス系の通知が溜まっていたので、全部削除した。

すると、また、一件の通知が…

『なんなの…?
しつこいな。』

そこには、こう書いてあった。

履歴書不用。
住所無しOK。
エロ系なし。
年齢制限無し。
前金で5万円。
報酬は前金と合わせて10万円。

あや…し…い…よね?

でも、だけど…

この現実から逃れたい…

暖かく明るい太陽に照らされる、そんな日が来るなら…

私はその通知に返信した。

そして、それが、全ての始まりだった。
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