明けない夜はきっと無い…

51

精神的にクタクタになってマンションに帰ると、私は暁さんを無視して寝室に上がった。

少し、眠りたかった。

だけど、誰にでも尻尾振る、発言は許せない!

しばらく口きいてあげないんだから!

そして、眠りに落ちた。












夢の中で、誰かが私に口づけしている。

いや、夢では無い。

暁さん…?

ゆっくりと唇を開いて、深いキスが入ってくる。

ん…?

いつもとキスの仕方が違う!

私は目を覚ました。

私の唇をむさぼっているのは…












ユウシャンさんだった。

「ん!

んんんん!

やめっっ!」

「ヤヨイ…
可愛い…」

ユウシャンさんは、私の唇をぺろりと舐める。

さらにキスは深く深く入ってくる。

「んふぅ…!!!

いやっ…あっ…!」

ユウシャンさんは、そして、何かの錠剤をキスしながら私に飲み込ませた。

な…に…コレ…?

舌の感覚が敏感になり、頭が痺れる。

その時、暁さんがドアを蹴破って入ってきた。

「てめぇぇぇ!!!
何してんだ!!!!
あ"ぁぁ!!???」

暁さんはユウシャンさんを私から、引き剥がし、殴りつけた。

『痛いじゃないか?
可愛いからちょっとちょっかい出しただけだよ。

後は君が楽しむといい。』

中国語が聞こえる。

だけど…

熱い…!
身体が燃えるようだ…!

ユウシャンさんは、出ていき、暁さんが私をぎゅっと抱きしめた。

「夜宵大丈夫か!?」

「…身体が…ムズムズするぅ〜…」

「…何か飲まされたのか?」

「んー…お薬〜…」

暁さんは、私の下着に手を入れ、秘部を触った。

「えっちぃ…」

「…くそ、媚薬か…!」

暁さんは、言う。

「そこ…
もっと触って…?」

私はあまりの身体の疼きにそう言っておねだりする。

「ちっ!
ユウシャンのクソが!」
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