明けない夜はきっと無い…
56
side神桜
訳が分からなかった。
いきなり現れて、クッキーとWiiスポーツを持ってきた。
ミルクティーを淹れろという彼女に呆れ果てながら、ミルクティーを作っている自分が居た。
いくら暁さんのお気に入りと言っても、カタギの女に指図されるなど、今までに一度もなかった。
だけど、彼女の瞳には恐怖は見えず、好奇心で輝いていた。
変な女だと思った。
しかし、クッキーは驚くほど美味しかった。
クッキーを食べる間、彼女は猫のようにキョロキョロと周りを見渡しながら、あれは何?とか、これ何に使うの?とか、ワイン好きなの?とか、くだらない質問ばかりをした。
「ねぇ?
どうして、神桜さんはヤクザになったの???」
彼女は、やっとまともな質問をした。
しかし、それは1番答えたくない物だった。
「夜宵さんがWiiスポーツで勝ったら教えてあげますよ。
その代わり、負けたら私の言うことを1つ聞いてください。」
私は天使の笑顔でそう言った。
「いいわよ!」
勝負は私の勝ちだった。
まぁ、本気出せば、ね。
当たり前か…
何して欲しいの?と聞こうとした彼女を、私は絨毯に押し倒し、キスした。
彼女は、最初拒んでいたものの、段々と私の舌に舌を絡め、そして…
私にぎゅっと抱きついた。
私は彼女のチョコレートクッキーの味のするキスに溺れていった。
その間、暁さんのことも頭に浮かばなかった。
彼女の甘い吐息と、柔らかい身体が私をのめり込ませていった。
私は…
いつしか、夜宵さんに恋に落ちていた。
訳が分からなかった。
いきなり現れて、クッキーとWiiスポーツを持ってきた。
ミルクティーを淹れろという彼女に呆れ果てながら、ミルクティーを作っている自分が居た。
いくら暁さんのお気に入りと言っても、カタギの女に指図されるなど、今までに一度もなかった。
だけど、彼女の瞳には恐怖は見えず、好奇心で輝いていた。
変な女だと思った。
しかし、クッキーは驚くほど美味しかった。
クッキーを食べる間、彼女は猫のようにキョロキョロと周りを見渡しながら、あれは何?とか、これ何に使うの?とか、ワイン好きなの?とか、くだらない質問ばかりをした。
「ねぇ?
どうして、神桜さんはヤクザになったの???」
彼女は、やっとまともな質問をした。
しかし、それは1番答えたくない物だった。
「夜宵さんがWiiスポーツで勝ったら教えてあげますよ。
その代わり、負けたら私の言うことを1つ聞いてください。」
私は天使の笑顔でそう言った。
「いいわよ!」
勝負は私の勝ちだった。
まぁ、本気出せば、ね。
当たり前か…
何して欲しいの?と聞こうとした彼女を、私は絨毯に押し倒し、キスした。
彼女は、最初拒んでいたものの、段々と私の舌に舌を絡め、そして…
私にぎゅっと抱きついた。
私は彼女のチョコレートクッキーの味のするキスに溺れていった。
その間、暁さんのことも頭に浮かばなかった。
彼女の甘い吐息と、柔らかい身体が私をのめり込ませていった。
私は…
いつしか、夜宵さんに恋に落ちていた。