星空の下で。
「ここは、綺麗な星が見えるんだね」
「そうだよ。満天の星空だろ?」
「うん」
「ショウコ」
「なに?」
「いや・・・なんでもない・・・」
「そうなの?」
「いや・・・本当は・・・」
「なに?」
「これ・・・受け取ってくれませんか?」
「なんだろう?」
それは、指輪だった。
「僕と結婚してくれませんか?」
「えっ?」
「やっぱり無理か・・・」
ショウコは、涙を流していた。
「ごめん。驚かせちゃって。もう、忘れて」
「違うの」
「何が違うの?」
「私・・・嬉しいの・・・」
「じゃぁ、僕と・・・」
「うん。でも、約束があるの」
「なに?」
「トモヤを幸せにさせてくれますか?」
「えっ・・・? もちろん、いいよ」
「僕も、ショウコを幸せにさせてくれますか?」
「喜んで」
「一緒に、幸せになりましょう」
二人は、キスをした。
星たちは、二人を包むように輝いていた。
END
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