今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
「割と時間も融通きくから作れるし、家では料理も作っちゃうよ? てか家事とか好きだから率先してやるよ? 俺」

なんかプレゼン始めたぞ。

「送り迎えも全然しちゃうし、真面目よ? あ、あと俺Mattっていう割と有名なブランドのデザイナーしてるんだよね。知ってた?」

「あはは! なにそれ!」

誠は私が笑ったのを見てクスッと笑う。

「いや、知らないのかなーって思って」

知ってるよ。
真面目なのも。

優しいのも…

「ふふふ」

「ダメか…」

そう言って誠は眉を下げて笑った。

まだ出会って日も浅いのに…
本当にいいのかな…

職場も同じになるし。

また前みたいに…
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