今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
紅羽をこの家に呼んだ時から、一人が心細く感じるようになってしまった。

「はは…重症だな」

寝室へ移りベッドに横になる。

紅羽が寝ていた右側が空いていて胸が締め付けられた。

彼女のいない右側を向いて目を閉じる。

いつか当たり前にここで一緒に眠る日を夢見て。

翌朝、いつもより早めに目が覚めて俺は日課にしているジョギングをしに外へ出た。

キャップを深く被って、Tシャツと短パンを着てイヤホンをつけ走り出す。

俺は脚にもタトゥーが入ってて、まぁ珍しいものを見るように驚いた顔をされる事もある。

ここは日本だしな。

まぁいい。
これが俺のスタイルだ。

さすがに父さんが言っていた顔は入れてない。

そう言えば最近連絡とってないな。
元気なのか?








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