今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
何があっても
〜紅羽side〜
「紅羽ちゃん、お皿出して」
「はーい」
棚からお皿を二つだすとそこにフライパンから出来た炒飯を盛り付ける誠。
誠は本当に料理が得意で率先してくれる。
「明日だね」
テーブルに座って食べながら話しをする。
「うん。楽しみ!」
明日は待ちに待った結婚式。
私たちはその前日である今日、ついに籍を入れて私は菱岡紅羽になった。
「でもなんか凄い事になりそう」
「だよね」
実はタイミングが合わず両家の顔合わせがまだ出来ていない。
お互い電話ですっかり仲良くなって連絡は取り合ってるようだけど。
「俺、泣いちゃうかも。先に言っとくね」
「ははは! いいじゃん。私は間違いなく泣く」
「誓いのキス、どこがいい?」
「え?」
「唇かなやっぱり」
もぐもぐしながらそんな事を聞いてくる。
「ま、任せる」
「クク。わかった」
スッと手が伸びて来て口の横に触れると、ご飯粒を手にした誠はそのままパクっと食べた。
「へへ…」
「可愛いな、紅羽ちゃんは」
「紅羽ちゃん、お皿出して」
「はーい」
棚からお皿を二つだすとそこにフライパンから出来た炒飯を盛り付ける誠。
誠は本当に料理が得意で率先してくれる。
「明日だね」
テーブルに座って食べながら話しをする。
「うん。楽しみ!」
明日は待ちに待った結婚式。
私たちはその前日である今日、ついに籍を入れて私は菱岡紅羽になった。
「でもなんか凄い事になりそう」
「だよね」
実はタイミングが合わず両家の顔合わせがまだ出来ていない。
お互い電話ですっかり仲良くなって連絡は取り合ってるようだけど。
「俺、泣いちゃうかも。先に言っとくね」
「ははは! いいじゃん。私は間違いなく泣く」
「誓いのキス、どこがいい?」
「え?」
「唇かなやっぱり」
もぐもぐしながらそんな事を聞いてくる。
「ま、任せる」
「クク。わかった」
スッと手が伸びて来て口の横に触れると、ご飯粒を手にした誠はそのままパクっと食べた。
「へへ…」
「可愛いな、紅羽ちゃんは」