今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
絶対に乱暴にするなよと言い聞かせながら、紅羽の悦ぶ場所を狙って律動を繰り返す。

「はぁっ…あっ…」

「くっ…」

紅羽の脚を持ち上げ俺の肩へ乗せてそのまま覆い被さり腰を浮かせて更に奥まで押し上げる。

「うっ…」

「苦しい?」

コクっと頷く紅羽。

「やめる?」

そう聞けば首を横に振る。

「やめ…ないでっ…はぁっ…」

だよな。
紅羽はこれが好きだ。

わかっていて聞く俺もどうかと思うけど。

もういろいろ俺も余裕がなくなってきた。

「紅羽…加減できなくなってきた…」

「いいっ…誠なら…何してもっ…」

そんな事を言われたら…

持ち上がったふくらはぎがちょうど俺の顔の横にきていて、俺はそこに噛み付きガンと奥へ突き上げる。

「ぁあっ…!」

もうどこからが二人の境目かもわからないほど溶け合ってしまっている繋ぎ目は、蜜で溢れ大変な事になっている。
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