今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
細かな指示がなくこちらに一任となると私のセンスまでもが試されてくるよね。

にしても何度見てもこのデザイナーの脳内はどうなってるんだか。

すごく上手だけどこんな無茶苦茶なデザイン画はなかなか見た事がない。
いや、やっぱりあるかな?
んー?

それにしてもやはり天才が思いつく物は凄いな。

一体どんな人がこれを描いたのだろう。

Matt…
マット…

あの彼もマットと呼ばれていたな。

ダメダメ。
あの一夜は夢の体験。

なかなかしぶとく私の脳内にこびりついてるな。

まず切り替えよ!

とりあえずはあとは向こうの判断に委ねるしかない。
やる事はやった。

私の仕事は今回はここまでだ。

よし!
美味しい物でも食べに行こう。

久しぶりに自分へのご褒美として一人で鉄板焼きのお店で夜ご飯を食べる事にしよう。

そしてお店に向かう。
今日はお酒も飲むつもりなのでタクシーで。
< 37 / 288 >

この作品をシェア

pagetop