今夜だけのはずが極上の彼に愛されて


初めてだよな?

こんな個性的なファッションだったら絶対に忘れないはずだし。

それでも俺の鼓動は彼女が隣にいるだけでいつもより速くなっている。

なんとか俺が嫌な事を忘れさせたいと思った。

そして気づけば俺は彼女を誘っていた。

俺で上書きしてやると。

そしてホテルで彼女をたっぷり可愛がった。
なんて可愛いんだ。

抱きながら俺は彼女に間違いなく惹かれていると思った。

透き通った綺麗な肌は滑らかで艶めかしく、肌と肌が触れ合う度に吸い付いてくる。

ひとたび唇にキスをすれば離したくなくなってしまう。

声も、仕草も全てが良い。
パズルがはまったようにしっくりくる。

そりゃこの歳にもなればそれなりにこういう事はしてきたけど…

そんなの比じゃないな。

相性だけじゃない。
やっぱりこれは俺の気持ちの問題だよな。

この短時間ですっかり惚れてしまったようだ。

まさか自分がこんな風になるなんて。

どうにかして彼女にしたい。
惚れてほしい。
俺に。
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