執拗に愛されて、愛して
番外編

結婚後の2人

休日、昼頃に目を覚まして隣を見る。

雅が気持ち良さそうに寝ている。

この顔だけはずっと変わらない。

30になっても綺麗な肌に思わずジェラシーを感じて頬を優しくつまむ。

本当に30の男の肌か?これは。

「ん」と声を漏らして雅の目が開く。


「…何してんのお前」

「本当に何もスキンケアして無くて朝からこの肌はキモいわね」

「は?」


そんな会話をすると私の手を払って身体を起こす。

私との時間を作ってくれるために最近は昼に起きてくれる雅。

前までは夕方近くまで寝てたのに。
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