君との恋は面倒すぎる
「おはよー、日和」
紗月が近くまで来て「おはよう」と挨拶を返した。
昨日実は紗月の家でバレンタインを作ったから、紗月とは交換済みだった。
毎年紗月とは、一緒に手作りしている。
中学の時は、蒼空くんに渡せてたな。
その時から今みたいな感じだった、その時無表情だったけど「ありがとう」って受け取ってくれていた。
人から物を受け取らない蒼空くんが唯一受け取ってくれていたんだな。
どうして今になるまで蒼空くんの小さなサインに気付かなかったんだろう。
中学生の時から知らず知らずの内に、特別扱いをしていてくれた事に気付いて頬が熱くなる。
渡すだけでも、してみるべきだよね。
もしいらないなら捨ててもらえばいいし…。
昼休みに渡そう。
そう覚悟を決めて今はまだ蒼空くんに込めた気持ちをバッグの中に仕舞っていた。
紗月が近くまで来て「おはよう」と挨拶を返した。
昨日実は紗月の家でバレンタインを作ったから、紗月とは交換済みだった。
毎年紗月とは、一緒に手作りしている。
中学の時は、蒼空くんに渡せてたな。
その時から今みたいな感じだった、その時無表情だったけど「ありがとう」って受け取ってくれていた。
人から物を受け取らない蒼空くんが唯一受け取ってくれていたんだな。
どうして今になるまで蒼空くんの小さなサインに気付かなかったんだろう。
中学生の時から知らず知らずの内に、特別扱いをしていてくれた事に気付いて頬が熱くなる。
渡すだけでも、してみるべきだよね。
もしいらないなら捨ててもらえばいいし…。
昼休みに渡そう。
そう覚悟を決めて今はまだ蒼空くんに込めた気持ちをバッグの中に仕舞っていた。