君との恋は面倒すぎる
蒼空くん、そう言えばずっと学食なのかな。お弁当とか、作ったら食べてくれるのかな…。でもそうしたら薫くんと一緒にお昼できなくなっちゃうよね。迷惑かな…。
なんてうじうじ考えながら「ねぇ、紗月」と話し掛けると、アイスティーを口にしていた紗月がこちらに顔を上げる。
「お弁当とか、重いかな。迷惑だと思う?」
「そういう時に連絡するんでしょうよ」
「あ、確かに」
そんな正論にハッとしてスマホを取り出す。
蒼空くんの連絡先を探して、アイコンをタップする。
文を考える所からだ…。
紗月や他の男の子に送る文はこんなに悩まないのに、どうして好きな人になった途端こんなに悩んでしまうんだろう。
なんてうじうじ考えながら「ねぇ、紗月」と話し掛けると、アイスティーを口にしていた紗月がこちらに顔を上げる。
「お弁当とか、重いかな。迷惑だと思う?」
「そういう時に連絡するんでしょうよ」
「あ、確かに」
そんな正論にハッとしてスマホを取り出す。
蒼空くんの連絡先を探して、アイコンをタップする。
文を考える所からだ…。
紗月や他の男の子に送る文はこんなに悩まないのに、どうして好きな人になった途端こんなに悩んでしまうんだろう。