君との恋は面倒すぎる
Episode12
───Side 紗月
柊くんが日和を連れ去った後。
イケメンだなあ、あんなふうにスムーズに連れ去るなんてと感心していた。
茉莉って子は二人が出ていった後を眺めている。
この子多分、気になってるよね。柊くんのこと。
そういうわけにも行かず、見ているだけだけど私こういうの鋭いほうだと思う。
「やるね、柊。彼女危険な思いさせたくないから連れてったんでしょ。」
「本当だよな…。気軽な気持ちでおいでって言った俺って…。」
と柊くんとの差を感じて落ち込む薫。
「たまには二人きりにしてあげたいのもあるよね、修学旅行なんてカップルにとって楽しいイベントでしょ」
と自然と薫と茉莉を牽制していた。
二人のことを応援してた私としてはこのまま何も無く上手く行って欲しい。
薫は大事な幼馴染みとして気持ちを伝えるきっかけ作ったけど、正直茉莉には私が協力する義理無い。
柊くんが日和を連れ去った後。
イケメンだなあ、あんなふうにスムーズに連れ去るなんてと感心していた。
茉莉って子は二人が出ていった後を眺めている。
この子多分、気になってるよね。柊くんのこと。
そういうわけにも行かず、見ているだけだけど私こういうの鋭いほうだと思う。
「やるね、柊。彼女危険な思いさせたくないから連れてったんでしょ。」
「本当だよな…。気軽な気持ちでおいでって言った俺って…。」
と柊くんとの差を感じて落ち込む薫。
「たまには二人きりにしてあげたいのもあるよね、修学旅行なんてカップルにとって楽しいイベントでしょ」
と自然と薫と茉莉を牽制していた。
二人のことを応援してた私としてはこのまま何も無く上手く行って欲しい。
薫は大事な幼馴染みとして気持ちを伝えるきっかけ作ったけど、正直茉莉には私が協力する義理無い。