君との恋は面倒すぎる
中を女子3人で固まりながら見ていく。

1階からすごくて壮大なアクアルームにテンションが上ってしまう。

ジンベイザメが天井を泳いで通ると回りから声が上がって私も上を見上げてしまう。

すごく綺麗。

蒼空くんが隣に来て私の手を握ってくる。


「蒼空くん…、周り人いるよ」

「邪魔されたしこのくらい許されるくない?」


その言葉に本当は二人が良かったって言葉が見え隠れした。


「本当に2人で来てくれる?また」

「当たり前」


そう言ってくれる蒼空くんに少し笑って、小指を差し出すと指切りするように絡めてくれる。
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