君との恋は面倒すぎる
図書館じゃ隣同士に座って分からないところ教えてくれたし(距離近くて声もいつもより近くに聞こえてそれどころじゃなかったけど)、参考書選んでる時の蒼空くん格好良かったし(この後本当にそのまま帰ったけど)。

誰が何と言おうがデートだと言い張りたい。


「…初デートがそれじゃなくて良かったね」

「夏休み中花火大会でしか会えないって思ってたから嬉しかった」

「うん、日和が幸せならいいと思うよ」


紗月は苦笑いしながら、筆記用具などを机の上に置く。

電話だって声聞きたくなったって言ったら、お話付き合ってくれたし。

私が主に沢山話しただけだけど。

嬉しかったな…。
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