不遣の雨
『新名さん、それだ!!』
えっ!?
中川さんや竹澤さんがいきなり
大きな声を出してビックリしてしまう
『主任!パーソナルカラー診断や、
骨格診断をしてから、ピックアップ
した服のページにアクセスできる
ようにすれば、自分に似合う物を
選びやすいメリットに繋がります。』
『しかし、その診断内容は
どうするんですか?GWまで
あと3日しかないのに無理です!』
中川さんの意見に対して成瀬さんも
声を大きめに出すと、主任が私を
見てから笑った。
『中川さん、項目は新名さんに
聞けばいい。資格を持ってるから
すぐに出来るだろうから。』
「えっ?そ、そんな私は‥」
『携わりたいんだろ?
せっかく案が通るんだ。
一度くらいやってみたらいい。』
『新名さんお願いします!』
なにで服を選ぶのかと聞かれて答えた
だけなのに、こんな事になるなんて‥
立ち上がった中川さんを無視する
ことも出来ずトレーを胸の前で
握り締めると、小さく頷いた
『早速だが、新名さんはここで
中川さんと残って項目を決めて
欲しい。あとの人はデスクに戻って
今の内容を纏めて発信できる
準備をして下さい。』
『『はい!!』』
まさか、入社して4年目にして、
自分がマーケティングに
携われる日が来るなんて‥‥
1人だけ頭がついていかないのに
回りはさっきまでの沈黙が嘘のように
盛り上がりを見せている。
主任は私が資格を持っている事を
本当に知っていたのだろうか?
入社してから取った資格だから、
誰にも話したことなんてないのに‥‥
『新名さん、頼むな?』
ドクン
またボーっとしていて、目の前に
主任が立っている事に気づかなかった
ので驚くと、肩を軽く叩かれた。
『新名さん、こっちに来て?』
「えっ?あ‥‥はい。」
中川さんに呼ばれて行くと、
会議室から出ていく成瀬さんに
思いっきり睨まれて体が震える
あまり関わりたくないのに、
思いっきり関わってしまったことが
きっと気に入らないんだと思う‥‥
一回きりだと思うし、派遣ということに
変わらないから、これが終わればまた
いつも通りに戻るといいけれど‥‥。
中川さんと竹澤さんと3人で、
診断内容の項目内容や添える
画像などの案を出しながら1時間ほど
参加させて貰い、逆に私もとても
勉強になった。
『ありがとう‥素敵な企画に
なりそうだから助かったよ。』
『うん、私もこれを機に自分の
パーソナルカラーを調べるね。』
「いえ‥‥私は何も‥‥。
でも楽しかったので誘ってくださり
ありがとうございました。」
えっ!?
中川さんや竹澤さんがいきなり
大きな声を出してビックリしてしまう
『主任!パーソナルカラー診断や、
骨格診断をしてから、ピックアップ
した服のページにアクセスできる
ようにすれば、自分に似合う物を
選びやすいメリットに繋がります。』
『しかし、その診断内容は
どうするんですか?GWまで
あと3日しかないのに無理です!』
中川さんの意見に対して成瀬さんも
声を大きめに出すと、主任が私を
見てから笑った。
『中川さん、項目は新名さんに
聞けばいい。資格を持ってるから
すぐに出来るだろうから。』
「えっ?そ、そんな私は‥」
『携わりたいんだろ?
せっかく案が通るんだ。
一度くらいやってみたらいい。』
『新名さんお願いします!』
なにで服を選ぶのかと聞かれて答えた
だけなのに、こんな事になるなんて‥
立ち上がった中川さんを無視する
ことも出来ずトレーを胸の前で
握り締めると、小さく頷いた
『早速だが、新名さんはここで
中川さんと残って項目を決めて
欲しい。あとの人はデスクに戻って
今の内容を纏めて発信できる
準備をして下さい。』
『『はい!!』』
まさか、入社して4年目にして、
自分がマーケティングに
携われる日が来るなんて‥‥
1人だけ頭がついていかないのに
回りはさっきまでの沈黙が嘘のように
盛り上がりを見せている。
主任は私が資格を持っている事を
本当に知っていたのだろうか?
入社してから取った資格だから、
誰にも話したことなんてないのに‥‥
『新名さん、頼むな?』
ドクン
またボーっとしていて、目の前に
主任が立っている事に気づかなかった
ので驚くと、肩を軽く叩かれた。
『新名さん、こっちに来て?』
「えっ?あ‥‥はい。」
中川さんに呼ばれて行くと、
会議室から出ていく成瀬さんに
思いっきり睨まれて体が震える
あまり関わりたくないのに、
思いっきり関わってしまったことが
きっと気に入らないんだと思う‥‥
一回きりだと思うし、派遣ということに
変わらないから、これが終わればまた
いつも通りに戻るといいけれど‥‥。
中川さんと竹澤さんと3人で、
診断内容の項目内容や添える
画像などの案を出しながら1時間ほど
参加させて貰い、逆に私もとても
勉強になった。
『ありがとう‥素敵な企画に
なりそうだから助かったよ。』
『うん、私もこれを機に自分の
パーソナルカラーを調べるね。』
「いえ‥‥私は何も‥‥。
でも楽しかったので誘ってくださり
ありがとうございました。」