縁を結ぶ
日鞠は勢いよく目を覚ます。
急に起き上がったせいがひどい眩暈と動悸に襲われ
起き上がった体はベッドに逆戻りした。
日鞠(ここは…わたしのへや…?)
日光に弱い日鞠のため遮光性抜群のカーテンを兄がつけてくれたおかげか
部屋は真っ暗で今が昼間なのか夜なのかもわからない。
スマホで時間を見ようとしたその時、ぴりっと腕に痛みが走る。
日鞠(あれ…?点滴いつもと反対の手だ。)
そう思う頃には点滴は腕からはずれスマホの明かりで血が出ていることが見える。
時刻は”AM07:30”
普通の高校生なら、私は大寝坊だろう。
まぁ、高校なんてほとんど通えていないのであまり気にはしないが。
身体に力が入らないので起き上がることをあきらめ目を瞑る。
日鞠(…なんか、すごく嫌な夢をみた。)
日鞠の力は強大で悪夢一つすら吉凶にかかわる。
所謂、巫女の力をもっている。
巫女とは元来陰陽の力ではあるが、日鞠はどちらも適正があった。
10年前両親を亡くし一時はすべてにおびえ兄姉から離れられない時期もあった。
しかし、時の力とは恐ろしいもので徐々にその恐怖を忘れていく。
否、日鞠が記憶から消そうとしていた。
結果、一定のストレス負荷がなければ心は安定していた。
急に起き上がったせいがひどい眩暈と動悸に襲われ
起き上がった体はベッドに逆戻りした。
日鞠(ここは…わたしのへや…?)
日光に弱い日鞠のため遮光性抜群のカーテンを兄がつけてくれたおかげか
部屋は真っ暗で今が昼間なのか夜なのかもわからない。
スマホで時間を見ようとしたその時、ぴりっと腕に痛みが走る。
日鞠(あれ…?点滴いつもと反対の手だ。)
そう思う頃には点滴は腕からはずれスマホの明かりで血が出ていることが見える。
時刻は”AM07:30”
普通の高校生なら、私は大寝坊だろう。
まぁ、高校なんてほとんど通えていないのであまり気にはしないが。
身体に力が入らないので起き上がることをあきらめ目を瞑る。
日鞠(…なんか、すごく嫌な夢をみた。)
日鞠の力は強大で悪夢一つすら吉凶にかかわる。
所謂、巫女の力をもっている。
巫女とは元来陰陽の力ではあるが、日鞠はどちらも適正があった。
10年前両親を亡くし一時はすべてにおびえ兄姉から離れられない時期もあった。
しかし、時の力とは恐ろしいもので徐々にその恐怖を忘れていく。
否、日鞠が記憶から消そうとしていた。
結果、一定のストレス負荷がなければ心は安定していた。