君を想うといつまでも、

「おはよう〜!」

同じ学校で同じクラスの猪田詩乃(いのだしの)。同じクラスになれたときはとてもうれしくて、抱きつく勢いで歓声をあげた。言葉では表せない程の仲良しな友達だ。

「おはよう、詩乃ちゃん!」
声は高く、元気よく、
振り向くときに、髪が綺麗になびくように、
「相変わらず綺麗な髪だなー、羨ましー」
「ふふっ、ありがと、」
いつも通り、仲の良い2人。

私が、いなくてはならない場所。

クラスに入ると、同じ学校の須田風香(すだふうか)と高校になってから仲良くなった水陀春(すいだはる)兼子梨央(かねこりお)寺井来夏(てらいらいか)平川歌呑(ひらかわかの)が、駆け寄ってきた。

「おはよう」
「おはよう2人とも、今日朝会だってー」
「そんなー、寝ちゃうよ~」
と笑いながら言う。
「目が覚めていいね」
「え〜、さすが莉流ちゃん、真面目だね〜」
ふざけながら迎える朝。これが私にはとても楽しくて楽しくて仕方がない。
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