優等生じゃなくて良いんだよ
1話
今なんて言った?

付き合わないかって言った?

いやいやいや、あれだよね

勉強とか買い物に付き合わないかってことだよね

うん、そうだよね

「月影くんも勉強教えてほしいの?」

すると、急に顔を近づけてきた。

やばい、このままだとキスする

思いっきり目を瞑った。

「バ〜カ」

声と一緒におでこに衝撃が走った。

「イタッ」

「やっぱり優等生じゃないな」

「え?」

誰も見たことない笑顔で見てくるものだから、顔がほてってしまった。

「とりあえず、その性格直さないとな」

「月影くん?」

「なぁ本当は、優等生やりたくないんだろ?」

「それは」

やっぱりバレてたんだ。

「じゃあ、作戦立てるか」

「え?」

私を安心させるように頭ポンポンしてくるから、心臓がうるさくてしょうがなかった。
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