ヤンキーくんと生徒会長様
2年の教室に足を踏み入れると、ガヤガヤと騒がしかった教室が少し静かになった


その教室で1番目立つ金髪君


『くーぜぇー君!』

「あ?誰だてめぇ」

『私生徒会長してるんだけど、お願いがあってさ』

「なんだよ」

『不良、辞めてくんない?タバコの吸殻片付けるのめんどくさいんだよね』


そういった途端、周りからバカにしたような笑い声が響いた


なんなの、私大真面目なのに


「お前さ、知らねぇの?俺名前嫌いなんだけど」

『知ってるよ、てか逆に知らないの?先輩には敬語を使うって』

「....あんま調子乗ってんじゃねぇよ」

『乗ってるのはどっち?校則違反ばっかりして。』

「俺らの勝手だろ」

『あんた達の勝手かもしんないけどけど、他の人に迷惑がかかるんだから辞めて』
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