高貴な財閥夫婦の秘密
その頃の那留と美奈。
二人は、ベッドで抱き合っていた。
「――――――んん…!」
「んはぁ…美奈、も…一回」
「待って…少し、休ませ…て?」
「………」
那留は、ゆっくり組み敷いていた美奈から離れた。
そして隣に横になった。
「那留?」
「ごめん…
つい、がっついちまった…」
「フフ…!」
「笑うな!!」
「フフ…フフフ…!」
美奈は、笑いが止まらなくなる。
「こら、犯すぞ!!」
「フフ…!良いよ(笑)」
「フフ…!
………ったく…(笑)」
微笑み合い、那留が美奈を腕枕して頭を撫でる。
「…………ねぇ…」
「ん?」
「このタトゥー、どうして入れたの?」
「結婚しても“心だけは”正直でいたいと思ったから」
「そっか…!」
「トモと一緒に彫ったんだ……!」
「そうなの?
知嗣さんも?」
「あぁ!
“誓いと永遠の愛”
で、俺は“美奈”トモは“梨良”のイニシャルが入ってる」
「“誓いと永遠の愛”か…//////」
「あぁ!
キザだけどな…(笑)」
「フフ…!」
「だから!笑うなって!(笑)」
「あ、違う!違う!
考える事は、みんな一緒なんだなって!」
「え?」
美奈がつけていたロケットペンダントを外し、那留に見せた。
ハート型のロケットの中には、写真ではなく“NARU ♡ MINA”と彫られていた。
「へぇ~!
梨良も同じ?」
「えぇ!
一緒に買いに行ったの!
梨良もこれとはデザインが違うけど、同じハート型のロケットよ!
“TOMOTHUGU ♡ RIRA”って彫ってる!
肌見放さず持とうねって!」
「そっか!
フフ…」
「梨良がね、言ってた。
“この世で唯一、パパが思い通りに出来ないこと”って!
“私達四人の心は、私達だけのモノ”って」
「そうだな!」
それから、啄むキスを繰り返していると……
那留のスマホが鳴り出した。
「ん?」
「この呼び出し音、トモだ!
…………もしもし?
…………え!?うん、うん、わかった、すぐ用意する」
「どうしたの?」
那留の焦った声に、美奈が心配そうに言う。
「梨良が、凄い熱で意識も朦朧としてるらしい。
俺、病院連れてってくる!」
「わかった!」
二人は、急いで一階に向かった。
二人は、ベッドで抱き合っていた。
「――――――んん…!」
「んはぁ…美奈、も…一回」
「待って…少し、休ませ…て?」
「………」
那留は、ゆっくり組み敷いていた美奈から離れた。
そして隣に横になった。
「那留?」
「ごめん…
つい、がっついちまった…」
「フフ…!」
「笑うな!!」
「フフ…フフフ…!」
美奈は、笑いが止まらなくなる。
「こら、犯すぞ!!」
「フフ…!良いよ(笑)」
「フフ…!
………ったく…(笑)」
微笑み合い、那留が美奈を腕枕して頭を撫でる。
「…………ねぇ…」
「ん?」
「このタトゥー、どうして入れたの?」
「結婚しても“心だけは”正直でいたいと思ったから」
「そっか…!」
「トモと一緒に彫ったんだ……!」
「そうなの?
知嗣さんも?」
「あぁ!
“誓いと永遠の愛”
で、俺は“美奈”トモは“梨良”のイニシャルが入ってる」
「“誓いと永遠の愛”か…//////」
「あぁ!
キザだけどな…(笑)」
「フフ…!」
「だから!笑うなって!(笑)」
「あ、違う!違う!
考える事は、みんな一緒なんだなって!」
「え?」
美奈がつけていたロケットペンダントを外し、那留に見せた。
ハート型のロケットの中には、写真ではなく“NARU ♡ MINA”と彫られていた。
「へぇ~!
梨良も同じ?」
「えぇ!
一緒に買いに行ったの!
梨良もこれとはデザインが違うけど、同じハート型のロケットよ!
“TOMOTHUGU ♡ RIRA”って彫ってる!
肌見放さず持とうねって!」
「そっか!
フフ…」
「梨良がね、言ってた。
“この世で唯一、パパが思い通りに出来ないこと”って!
“私達四人の心は、私達だけのモノ”って」
「そうだな!」
それから、啄むキスを繰り返していると……
那留のスマホが鳴り出した。
「ん?」
「この呼び出し音、トモだ!
…………もしもし?
…………え!?うん、うん、わかった、すぐ用意する」
「どうしたの?」
那留の焦った声に、美奈が心配そうに言う。
「梨良が、凄い熱で意識も朦朧としてるらしい。
俺、病院連れてってくる!」
「わかった!」
二人は、急いで一階に向かった。