高貴な財閥夫婦の秘密
「………」
「エゴサーチしちゃダメって言ったよね?」
鋭い視線で言う、知嗣。
「うん…ごめん…なさい…」
「……ったく…
周りの言うことなんて、忘れよう?」
「うん…」
「梨良」
知嗣の後ろから、那留が声をかける。
「ん?」
「“気にすんな”」
「うん、そうだよね」
「梨良、大事なのは?」
「え?あ…
“私の心”」
「………だろ?」
「うん、ありがとう!」
意味深に微笑んでくる那留に、梨良も頷き微笑んだ。
「じゃあ…俺と美奈は、上行くから!」
「うん!」
「梨良、明日ね!」
那留と美奈が出ていき、梨良は知嗣に抱きついた。
夕食を食べ、片付けた後。
梨良は毎日、知嗣に愛でられている。
その時間は梨良にとって、一日の中で一番の至福の時間だ。
知嗣の膝に向かい合って跨り、抱きつく。
知嗣の手がゆっくり背中や頭を上下するのを、心地よく感じながら噛みしめるのだ。
「梨良」
「ん?」
「顔見せて?」
「うん!」
向き直り、微笑んだ。
「可愛い…!
キスしようよ!」
「フフ…うん!」
目を瞑ると、知嗣が頬を包み込んで口唇をなぞった。
そして、口唇が重なった。
何度もキスを繰り返して、知嗣が「お風呂、入ろう?」と言う。
ほぼ毎日、一緒に入る二人。
梨良は微笑み、大きく頷いた。
そして―――――那留と美奈もほぼ毎日一緒に風呂に入っていて、今一緒に入浴中だ。
「美奈」
「んー?」
「美奈は、エゴサーチとかすんの?」
「しないよ」
「そっか」
「でも、大丈夫よ」
「ん?」
「例え、そうゆう記事を見ても気にしないから」
「そっか(笑)」
「もちろん、傷つきはするけどね(笑)
でも、気にしないことにしたの。
言いたい人は言えばいい。
何を言われても、那留の心の中にいれれば!」
「………フッ…!」
「え?え?
ちょっ…笑うことなくない?」
噴き出す那留に、美奈が少し頬を膨らませる。
「あ、いや、やっぱ…最高の女だなって思ってよ!
美奈、最高!!」
「そ、そう?」
「あぁ!
そうゆうところも、スゲー好き!」
「……/////そ、そう?」
「あぁ!」
そう言って、顔を近づける那留。
美奈の顎を持って、口唇を奪うように重ねた。
「エゴサーチしちゃダメって言ったよね?」
鋭い視線で言う、知嗣。
「うん…ごめん…なさい…」
「……ったく…
周りの言うことなんて、忘れよう?」
「うん…」
「梨良」
知嗣の後ろから、那留が声をかける。
「ん?」
「“気にすんな”」
「うん、そうだよね」
「梨良、大事なのは?」
「え?あ…
“私の心”」
「………だろ?」
「うん、ありがとう!」
意味深に微笑んでくる那留に、梨良も頷き微笑んだ。
「じゃあ…俺と美奈は、上行くから!」
「うん!」
「梨良、明日ね!」
那留と美奈が出ていき、梨良は知嗣に抱きついた。
夕食を食べ、片付けた後。
梨良は毎日、知嗣に愛でられている。
その時間は梨良にとって、一日の中で一番の至福の時間だ。
知嗣の膝に向かい合って跨り、抱きつく。
知嗣の手がゆっくり背中や頭を上下するのを、心地よく感じながら噛みしめるのだ。
「梨良」
「ん?」
「顔見せて?」
「うん!」
向き直り、微笑んだ。
「可愛い…!
キスしようよ!」
「フフ…うん!」
目を瞑ると、知嗣が頬を包み込んで口唇をなぞった。
そして、口唇が重なった。
何度もキスを繰り返して、知嗣が「お風呂、入ろう?」と言う。
ほぼ毎日、一緒に入る二人。
梨良は微笑み、大きく頷いた。
そして―――――那留と美奈もほぼ毎日一緒に風呂に入っていて、今一緒に入浴中だ。
「美奈」
「んー?」
「美奈は、エゴサーチとかすんの?」
「しないよ」
「そっか」
「でも、大丈夫よ」
「ん?」
「例え、そうゆう記事を見ても気にしないから」
「そっか(笑)」
「もちろん、傷つきはするけどね(笑)
でも、気にしないことにしたの。
言いたい人は言えばいい。
何を言われても、那留の心の中にいれれば!」
「………フッ…!」
「え?え?
ちょっ…笑うことなくない?」
噴き出す那留に、美奈が少し頬を膨らませる。
「あ、いや、やっぱ…最高の女だなって思ってよ!
美奈、最高!!」
「そ、そう?」
「あぁ!
そうゆうところも、スゲー好き!」
「……/////そ、そう?」
「あぁ!」
そう言って、顔を近づける那留。
美奈の顎を持って、口唇を奪うように重ねた。