Side Story 〜葉月まい 番外編集〜
翌日の五日。
美桜とアレンは、和菓子やお土産を買う為にデパート巡りをしていた。
食器などかさばるものはダンボールに詰めてイギリスに送り、和菓子などは手荷物として持って帰ることにした。
フェスティバルの屋台で使うグッズも配送することにしたが、ハッピと浴衣、それから父がジョージにと用意してくれた写真集はスーツケースに入れる。
「さてと!忘れ物はないかな?」
ホテルの部屋でパッキングを終えると、アレンと美桜は日本で過ごす最後の夜を名残惜しんだ。
「楽しかったね。あっという間だったな」
「そうだね。色んな美桜を再発見して、ますます美桜を好きになったよ。職場の皆さんにも会えて楽しかったし、お父さんとお母さんとも、たくさん話せて嬉しかった」
「ふふっ。アレンってば、私より充実した日々だったね」
「そうかも。美桜が仕事がんばってる時にごめんね」
「ううん。アレンが日本を楽しんでくれて、私も嬉しい。また二人で来られるかな?」
「もちろん。何度でも来よう。ここは俺達二人の故郷なんだから」
「うん。ありがとう、アレン」
アレンは美桜に微笑むと、優しく肩を抱き寄せる。
(日本を離れるのは寂しい。だけどアレンがいつもそばにいてくれる。私の居場所は、いつだってアレンの隣なんだ)
美桜がそっとアレンの肩に頭を寄せると、アレンはポンポンと愛おしそうに美桜の頭をなでていた。
美桜とアレンは、和菓子やお土産を買う為にデパート巡りをしていた。
食器などかさばるものはダンボールに詰めてイギリスに送り、和菓子などは手荷物として持って帰ることにした。
フェスティバルの屋台で使うグッズも配送することにしたが、ハッピと浴衣、それから父がジョージにと用意してくれた写真集はスーツケースに入れる。
「さてと!忘れ物はないかな?」
ホテルの部屋でパッキングを終えると、アレンと美桜は日本で過ごす最後の夜を名残惜しんだ。
「楽しかったね。あっという間だったな」
「そうだね。色んな美桜を再発見して、ますます美桜を好きになったよ。職場の皆さんにも会えて楽しかったし、お父さんとお母さんとも、たくさん話せて嬉しかった」
「ふふっ。アレンってば、私より充実した日々だったね」
「そうかも。美桜が仕事がんばってる時にごめんね」
「ううん。アレンが日本を楽しんでくれて、私も嬉しい。また二人で来られるかな?」
「もちろん。何度でも来よう。ここは俺達二人の故郷なんだから」
「うん。ありがとう、アレン」
アレンは美桜に微笑むと、優しく肩を抱き寄せる。
(日本を離れるのは寂しい。だけどアレンがいつもそばにいてくれる。私の居場所は、いつだってアレンの隣なんだ)
美桜がそっとアレンの肩に頭を寄せると、アレンはポンポンと愛おしそうに美桜の頭をなでていた。