恋哀~レンアイ~
ゆるりと傾けたグラスに
”カラン”
となる氷
あなたの姿思い出しては
今日も
深い海へ
落ちてゆく
そのまなざし振り返れば
甘い温度が体を包み
その温度思い出しては
微弱な熱を
カラダに
感じて
そのコトバ思い出しては
刹那
黒い感情が頭を襲う
…もう、感じていたくはないから
アルコールという海に
身をまかせたの
もう自由になりたいの
…もう、忘れてしまいたいから
その記憶が消えるまで
今日も
ひとり
アルコールの海に
溺れていよう
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