The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
俺はルレイア殿を含む、『青薔薇連合会』の幹部と話をした。

ルレイア殿によると、同じ幹部であるルルシー殿が、箱庭帝国で使用される薬物によって洗脳された刺客に襲われ、大怪我をしたとか。

それを聞いて、ルレイア殿がここに来た訳が分かった。

それだけ条件が揃ってれば、俺達が犯人だと思ってもおかしくない。

だからって…問答無用で斬りかかってくる辺りは、さすがにマフィアだなと思うが。

俺はルレイア殿の誤解を解く為に必死であった。

俺達に協力してくれているティターニア家の使用人も殺されているし、その他、帝国騎士団やその家族も同様の被害に遭っている旨を説明した。

まさか『青薔薇連合会』まで襲われていたとは思わなかったが。

恐らく俺達が『青薔薇連合会』に協力を求めたことを知られ、憲兵局のターゲットになってしまったのではないかと。

決して俺はルルシー殿を暗殺なんてことはしてないと。

必死にそう説明している間、ルレイア殿はずっと腕を組んで、しかめ面をしていた。

剣や銃をこちらに向けてくることはなかったが、彼があまりに不機嫌そうな顔をしているので、いつまた先程のように殺気立つかと、気が気ではなかった。

「…成程ね。つまり、あなた方は何も悪いことはしてないと。むしろ被害者だと。そう言いたい訳ですね」

「は、はい…」

「…ふーん」

それを理解してくれたのに、この不機嫌な顔はどういうことなのか。

俺は悪くないはずなのだ…と思っていたが。

ルレイア殿から、手痛いしっぺ返しを食らった。

「…でもそれ、結局はあなた方のせいですよね?あなた方がルティス帝国に入ってこなきゃ、俺のルルシーが憲兵局に襲われることもなかったんだから」

「…」

それを…言われては。

言い返す言葉がない。
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