The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
sideルアリス
──────…ミルミルやラシュナは、正気か、という顔で呆然としていた。
こんな悪魔のような男に協力するなんて…確かに、正気の沙汰ではないな。
でも俺は。
俺には、箱庭帝国を救うという使命がある。
その指名の為なら…。
悪魔や死神とだって、手を組む。
彼のように。
そうでなければ、革命を完遂出来ないと言うのなら。
「…本当に、良いんですね?」
「はい」
『青薔薇連合会』の戦力を借りられるなら、願ってもないことだ。
俺達だけでは…憲兵局に太刀打ちするには厳しいから。
確かに、ミルミルやラシュナが思っているように、この悪魔のような男と手を組むなんて、俺だって恐ろしくて堪らない。
でも、それだけ恐ろしい相手なら。
敵に回さないことを、第一に考えるべきだ。
迂闊に彼の邪魔になるようなことをしたら、『青薔薇解放戦線』はおしまいだ。
毒を飲まなければ治せない病なら、毒だって飲もう。
それで、祖国を救えるのなら安いものだ。
俺はそう判断した。
「宜しい。賢明な判断に敬意を表しますよ、ルアリスさん」
「…」
妖艶に頬笑む悪魔に、俺はまたぞっとした。
それでも俺にとってこの人は、今や…一番の味方なのだ。
こんな悪魔のような男に協力するなんて…確かに、正気の沙汰ではないな。
でも俺は。
俺には、箱庭帝国を救うという使命がある。
その指名の為なら…。
悪魔や死神とだって、手を組む。
彼のように。
そうでなければ、革命を完遂出来ないと言うのなら。
「…本当に、良いんですね?」
「はい」
『青薔薇連合会』の戦力を借りられるなら、願ってもないことだ。
俺達だけでは…憲兵局に太刀打ちするには厳しいから。
確かに、ミルミルやラシュナが思っているように、この悪魔のような男と手を組むなんて、俺だって恐ろしくて堪らない。
でも、それだけ恐ろしい相手なら。
敵に回さないことを、第一に考えるべきだ。
迂闊に彼の邪魔になるようなことをしたら、『青薔薇解放戦線』はおしまいだ。
毒を飲まなければ治せない病なら、毒だって飲もう。
それで、祖国を救えるのなら安いものだ。
俺はそう判断した。
「宜しい。賢明な判断に敬意を表しますよ、ルアリスさん」
「…」
妖艶に頬笑む悪魔に、俺はまたぞっとした。
それでも俺にとってこの人は、今や…一番の味方なのだ。