The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
で、そのルレイアはと言うと。

「ルルシ~。俺を褒めてくださいよぅ」

「はいはい…。いつも通り強かったよ、ルレイア」

「わーい。ルルシーに褒められた~♪」

小学生か、お前は。

こんなふざけた男に負けたなんて、信じたくないだろうな。

気の毒に。

「あぁ、それとあなた。そこそこやるじゃないですか。帝国騎士団の…そうだなぁ、最低でも副隊長か…十番隊や九番隊の隊長になれるくらいには強かったですよ」

「…」

あれだけこっぴどく打ちのめしておきながら、ルレイアは超上から目線でルアリスにそう言った。

あんな負け方して褒められても、嬉しくねぇよ、と思ってるだろうな。

「全員があなたレベルだったら、革命も楽なんでしょうけどねぇ。…あぁ、久々に汗かいた。シャワー浴びたいですね、ルルシー」

「あぁ…。さっさと帰ってさっさとシャワー浴びてくれ」

汗の匂いと香水の匂いが混ざり合って、そろそろフェロモンテロがやばい。

周囲に被害を出す前に、早いところ帰ってくれ。




その日は、俺は責任を持って、ルレイアを連れて帰ったが…。


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