The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
そしてその後、俺はゆっくり考えてみた。

俺とフューニャは、未だに結婚指輪を持っていない。

フューニャは指輪を欲しいと口にしたことないが…心の底では、密かに欲しいなと思っているのかもしれない。

ルレイアさん曰く、結婚指輪は女性の夢であるらしいし…。

…。

…よし、指輪を買おう。

結婚指輪を買って、ホワイトデーにプレゼントしよう。

俺はそう決意した。

ホワイトデーのプレゼント感覚で、結婚指輪を渡すのはおかしいかもしれないが…。

ホワイトデーはあくまできっかけだ。遅くなったけどこれ結婚指輪、ってことで渡そう。

そうと決まれば、その手の専門家に話を聞くのが吉。

…と、いうことで。







「…失礼します、ルルシーさん」

俺は後日、またしても上司の執務室を訪ねた。





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