The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
「革命軍に良いの、いないんですか?俺的には、あのヴァルタって子は良いと思うんですけどね~」

ルレイア殿、ヴァルタを狙っているのか。

帰ったら彼女に、身の回りに気を付けるよう言っておこう。

「あとはラシュナさんもアリですねぇ。俺のこと崇拝してくれそうなので」

ラシュナにも言っておこう。

「ルアリスさんは気に入った人、いないんですか?あの中では」

「別に…そんな人、いませんよ…」

『青薔薇解放戦線』の仲間達は、皆良い人だ。

俺の周りにいる女の子達もそう。

ラシュナは素直で優しく、よく気がつく子だし。

ヴァルタは…口はちょっと悪いけど、強くて芯があるし。

ミルミルは仲間思いで、俺をよく笑わせてくれるし。

ヴィニアスは面倒臭がりなところはあるけど、仕事は確かだし。

セトナ様は…言うまでもなく、俺の革命にとって大事なキーパーソン。

それだけでなく、セトナ様はいつも優しく、そして時に厳しく俺に接してくれる。

本当に…頼りになる仲間達なのだ。

「ふーん…。とりあえず二、三人ぺろっと食べてみれば良いじゃないですか。一人くらい気に入ったのが出来るかもしれませんよ」

「そんな…!それはおかしいですよ。順番が逆です」

店で売っている商品を、使ってみてから買うのと同じ。

普通、買ってから使うだろう。

「童貞坊やは考え方が甘いですね。好きになったからってヤってみて、相性が良くなかったらどうするんですか?身体の相性というのは、ヤってみるまで分かりませんよ」

「…!?」

…そうなの?
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