The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
喫茶店を出てから。

「さぁルルシー!良い感じに雰囲気も盛り上がってきましたし、この流れでホテルに…!」

「さて、そろそろ帰るか。仕事もあるし」

「ルルシ~っ!」

ルルシー、じゃねぇよ。何言ってんだお前。

「このまま帰るのは寂しいですよぅ。ルルシーと夜を明かしたい~」

「夜を明かしたいなら、カラオケ付き合ってやるから」

「本当ですか!?じゃあ我慢しよ」

ったく、子供だなお前は。

ルルシーとカラオケ~、とはしゃぐルレイアに、俺は苦笑を漏らした。

「よし、帰るぞルレイア」

「はーい」

わんこのように素直についてくるルレイアと共に、俺達は昼の街を後にした。

まぁこんな誕生日の過ごし方も…悪くないのかもしれない。
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