The previous night of the world revolution3〜L.D.〜

side?

────────…今のが。

今のが…そうなのか。

「ねぇルルシー。一日デートも良いですけど、もう一つのプレゼント忘れてません?」

「もう一つのプレゼント?」

「俺ですよ。ルルシーの『好きに』して良いんですよ…?ほら、俺、勝負にも負けましたし…。ルルシーの思うまま、存分に…」

「そうか。じゃあとりあえず仕事してくれ」

「いけず~!」

「人前でくっつくな!」

そんな他愛もない会話をする二人組が、まさか。

まさか『青薔薇連合会』の幹部だとは、誰も思うまいな。

…俺以外は。

あの男が、本当に『青薔薇連合会』の幹部で、そしてあの帝国騎士団を黙らせ、革命軍を実質指揮した人間だというのなら。

「…試させてもらうぞ、ルレイア・ティシェリー」




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