The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
あぁ、それにしたって暇。

新聞とか本とか、ハーレム会員が差し入れてくれたけど…それだって、二、三時間読んでいたら目が疲れてくるし。

病院食が不味いのも、地味に辛いところだ。

ルルシーのご飯と比べたら、病院食なんて…豚の餌みたいなもんだよ。

こればかりは、昔入院してたときと同じだ。

俺は以前精神科に入院してたとき、食事を全然食べなかったそうだ。

そりゃこんなに不味かったらね、食欲も沸かないよ。

ってかお酒飲みたい…。ルルシーといちゃいちゃして、ルルシーのご飯食べたい…と。

ベッドの上で悶々としていた、そのとき。

「いぇーい!ルレ公!アリューシャが来たぜ!」

ノックもなしに、病室の扉ががらっ!と開いて、アリューシャが飛び込んできた。

「こら、アリューシャ。騒ぐんじゃねぇ」

そのアリューシャの後頭部を、ルルシーがべしっ、とはたいた。

更に、その後ろから。

「やぁルレイア。調子はどう?」

「ルレイアっ…。大丈夫?心配したのよ」

アイズレンシアと、それからシュノさんがやって来た。

シュノさんの腕の中には、ハリネズミのルーさんもいた。

わぁい。
< 380 / 791 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop