The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
「良いよ、別に。私に教えられることなら何でも教えるよ」

有り難いことに、アイズは快諾してくれた。

アリューシャは、

「アリューシャ何すれば良いの?アリューシャ、昼寝の仕方とラムネの開け方しか知らねぇよ?」

お前、ラムネ自分で開けられなかっただろうが。

アイズに開けてもらってただろ。

それに、お前の持ち味はそんなどうでも良いことじゃない。

「アリューシャは狙撃のやり方教えてあげたら良いじゃない」

「マジ?アリューシャあれ、フィーリングでやってるから人に教えるのムズいな」

「アリューシャはアリューシャなりの教え方をしてあげたら良いんだよ。先輩だからね、優しく教えてあげなよ」

「アリューシャ先輩…。良い響きだな。ふひっ、じゃあ教えてあげよう」

…アリューシャ。ちょろいな、お前は。

とにかく、引き受けてくれたことを喜ぼう。

「ありがとう。二人共…今度お礼する」

「おぉ。ルル飯奢ってくれ。宜しく」

アリューシャ。お前厚かましいな。

別に良いけど。飯作るくらいなら。
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