The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
全員で、ルリシヤの部屋を訪ねると。

ルリシヤは、何やら忙しそうに仕事をしている真っ最中だった。

「やっほー、ルリシヤ。ラーメン食べに行きましょー」

「…」

顔を上げたルリシヤは、相変わらず仮面をつけているせいで表情がよく読み取れないが。

ちょっと、疲れているようにも見えた。

慣れない幹部の仕事で疲れたとか?いや…でも、近頃は大きな抗争もなく、割と暇なんだけどな。

だから、幹部揃って優雅にランチ、なんてことも出来る訳だが。

「皆でラーメン食べに行きましょうよ」

「ん…いや、俺は…」

「え。行かないんですか?」

「…」

一瞬断りかけたルリシヤは、俺達の顔色を見て、立ち上がった。

「いや、折角だから行こう。先輩の奢りだよな?」

「うふふ。俺にタカるとは良い度胸ですねぇ。その度胸に免じて、あなたには辛口ラーメン+キムチ餃子セットを奢ってあげましょう」

何で辛い奴ばっかり。

一歩間違えるとパワハラだぞ、ルレイア。

ルリシヤが辛いもの大丈夫なら良いけど。

「よし、じゃあ行きましょうか」

こうして俺達幹部組は、仲良く六人揃ってラーメン屋に向かうことになった。
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